体内美容

ときめきも枯渇する・・・!
生命のエネルギー、ATPを攻略せよ

ATP枯渇気味の女性2

私たちの体は食べたものでできているし、体を動かすのにも、食べたものの栄養からエネルギーを作っていますよね?
それだけではなく、実は心の動きにもこのエネルギーは使われています。

心・・・つまり脳ですね。

一体どんなエネルギーを補充すれば、私たちの体と心は元気に動くのか?

たくさん食べてるのに毎日元気ない・・・という方、なんか最近無感情になってきたわ・・・という方、毎日なんとなく楽しくない・・・という方、必見です!

難しそうって?

そんなことはありません。

かつて化学はいつも赤点だったわたくしが、分かるまで噛み砕いた知識をシェアさせていただきます。

(専門知識のある人はイライラするかもしれません。生暖かく見守ってくださるとうれしいです。)

ATPってなに? 

私たちの生命活動に必要不可欠な物質、それは細胞の中にある分子「ATP」。

糖を分解する過程で作られるものなのですが、結論から言うと、これがエネルギーの供給源です!

正式名称:Adenosine TriPhosphate

大文字部分を取って省略してATPと呼ばれています。

日本語名を「アデノシン三リン酸」といいます。読み方は「さんりんさん」!

こういった物質名は何がいくつあるのか・・・という構成を表しているのですが、このATPの場合は1つのアデノシンと3つのリン酸ということです。

構造式よりも、分かりやすいイメージ画像をつくってみました。

こちらです。

ATP擬人化してみた

普段の生活でATPはどう消費されているか

身体の動き

私たちの身体活動は、一つ一つの動作のような意識的なものと、心臓の鼓動などの無意識的なものがあり、どちらも筋肉の働きによって動いています。

その筋肉の動きの燃料がATPです。まず体内で「ATP分解酵素」を使ってATPを分解します。この分解によってリン酸基が外れるのですが、外れる度にエネルギーが放出されて筋肉が収縮するのです。

脳(心)の動き

脳内ではいろんな情報が毎分毎秒行き交っています。
その情報を運ぶ役割をATPが担っています。情報を運ぶ役割をしている物質を「神経伝達物質」と呼び、他にもセロトニン、ドーパミンなどがこれに該当します。この物質たちが活発に脳内で働いてくれることで私たちは考え事がスムーズにできたり、眠気を感じたり・・・といった活動ができるわけです。

脳の主なエネルギー源はアミノ酸やブドウ糖ですが、それが血管内に流れて運ばれ分解されてATPが産出されます。

ATPって体内にどれくらいあるの?

例えば1日のエネルギーとして、2,000キロカロリーを食べ物飲み物で摂取したとしたら、その半分の1,000キロカロリーはATPの合成に消費されています。

そしてATPは1日におよそ50㎏産出されているのです。

(これは成人男性のデータなので、女性はもう少し少ないでしょう。)

不足するとどうなる

ATPが足りていない時、実感できる顕著な症状はズバリ思考停止でしょう。

具体的には、何をしても心が動かない、好きなものが思い浮かばない、やりたいことが思いつかない・・・そんな状態。

エネルギー不足だと細部を詰めるような思考ができなくなるので、ゼロかイチか、白か黒か、好きか嫌いかというような二者択一的思考になりやすくなるのです。

こうなってしまうと目先のことでもういっぱいいっぱい、今日を生きるのに必死です。明るい未来のイメージなんて沸いてきません。

 

余談ですが、私は大学3年生の就職活動が始まるころに人生で初めて深刻な思考停止状態に陥りました。悲劇です。
そして人生二度目は転職直後。悲劇です。

ここぞという能力を発揮したいときに、自分の意志とは裏腹に頭の中が真っ白状態。
しかも1回の面接、1回の会議出席でこの「真っ白」という表現を使っているわけではありません。ずっと続くのです。覚えている限り数カ月単位でこの「何も考えられない」状態が続きました。どうにかしようと必死、でも脳がついてこないのです。

ATPはどうやって作られるのか

CTAサイクルをうまく回している女性のイメージ
ものすごくざっくりした説明になりますが、
体にもともとあった成分を分解して作り出すことも、
食べたもの(炭水化物)を分解して得られる糖から作り出すこともあります。

その時の動きの強度によって供給源が変わるというイメージです。

ストレス過多な職場でデスクワークをしながら(運動不足)、ストイックに糖質制限・・・
ということを頑張り屋さんで我慢強い人だったらなんなくやってのけちゃうので、
そうなるとATPの供給がうまくいかなくなるのは必然。

根性と気合でその日その日を乗り切っていると、自分の心の声が聞こえなくなるのです。

ATPを必要な分作り出して、消費するというサイクルをうまく体内で回すためには、
エネルギー代謝の良い身体の状態を作ることが大前提です。
これさえやれば、というのがないのが難しいところ。

個人的には、体の循環に目を向けつつも、脳の消費(考えすぎる性格)をなるべく食い止めること、低血糖の解消がひとまずATPの枯渇を自覚した人の直ぐ取れる措置かな・・・と思ったりします。脳のエネルギー消費はかなりのものです。

ATPに関しては、更に深い知識を解説できるようになった頃またアップデートします。。。

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