ダイエッターの皆様ヽ(・∀・)ノ
ダイエットとお肉の関係

肉の主成分はタンパク質。三大栄養素の一つであり、血や肉になる栄養素です。
そして肌、毛髪、爪、目、血液、臓器、神経伝達物質やホルモンまでもがタンパク質によって作られます。
そして骨もタンパク質が多く含まれています。
人間の体は「タンパク質のかたまり」なんです。
体を維持するためには思ってる以上にタンパク質が多く必要であり、
更に筋肉強化、代謝アップ、美容などのためのタンパク質を補給するには更に量が必要となります。
基礎代謝について
人は全く活動することなく過ごしても、体温維持などの生命維持にエネルギーが消費されているのです。
これが「基礎代謝」と呼ばれるもので、消費エネルギー全体の60%もの割合を占めています。
筋肉は胃腸や肝臓などの臓器に比べ、多くのエネルギーを消費しています。
基礎代謝量のうちの約20%が筋肉で消費されているのです。
筋肉量の少ない人ほど、基礎代謝量が少ないと言えます。
筋肉1kgが消費するカロリー(基礎代謝量)は、13kcalとされています。
つまり筋肉が増えることで、エネルギー消費量が増加するだけでなく、脂肪が燃えやすい体質を作ることができるのです。
食事を極端に制限して体重が減っても、減少したのは筋肉であって、
脂肪が減少したわけではありません。
体重が減っているので、ダイエットが順調に進んでいると勘違いしやすいのですが、
実は基礎代謝量が低下して太りやすい体質になってしまっています。
基礎代謝を維持するためにタンパク質を取りましょう!
お肉の効能
鶏肉

薬膳的な効能としては、お腹を温め、気を補い体に力をつけてくれます。
胸肉は低脂肪・低カロリーでタンパク質を多く含んでおり、
アスリートやダイエッターにはおなじみ食材ですね。
エネルギーの代謝を促進するビタミンB群や、
皮膚や粘膜を健康に保つビタミンAも多く含まれています。
B群の中でも特にB6、ナイアシン(B群の一種)が多く含まれています。
B6は、食べ物から摂取したタンパク質をアミノ酸に分解・合成し、
皮膚や髪、爪などの組織を作り出す栄養素です。
神経伝達物質の合成にも関わっており、精神安定やホルモンのバランスを整える働きもあります。
その他、イミダゾールジペプチドという栄養素も豊富で、活性酸素を抑える抗酸化作用や、疲労の予防・回復に有効です。
豚肉

薬膳的な効能は、腎機能を高める、気を補い血を増やします。
その反面、痰が生じやすくなることがありますので、
痰が溜まりやすい人は控えめにした方がいいかもしれません。
豚肉には糖質の代謝を促進するビタミンB1が豊富に含まれています。
その含有量はなんと牛肉の約10倍で、モモ肉(脂身つき)100gで1日の必要量をまかなうことができるほど。
ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーに変える働きがあるため、疲労感や倦怠感の回復に有効です。
また、脂肪燃焼効果を向上させるカルニチンは鶏肉の約7倍も多く含んでいます。
アミノ酸バランスにも優れていて、脂肪含有量は実は牛肉よりも少なめです。
豚肉に含まれているビタミンのうち、
ビタミンAは皮膚や粘膜を強化し、ビタミンB2は脂肪や糖質の代謝を助け、
ビタミンB3(ナイアシン)は皮膚炎を予防し、ビタミンEが不飽和脂肪酸の酸化を防ぐため、
体や脳の若さ維持に働きます。アンチエイジングという面でも欠かすことのできない食材です。
摂取カロリーという面で敬遠されがちな豚肉ですが、脂肪の燃焼という面で考えると
豚肉はダイエット、更には健康に適した栄養をたくさん持っていると言えます。
牛肉

牛肉の薬膳効能は、気や血を補い、消化器系の働きを高める、骨や筋の強化です。
実は鶏肉と牛肉と比較すると、ささ身肉、皮なしの鶏胸肉と牛ヒレ肉では
同じ分量でカロリーに大きな差ありません。
牛肉に含まれるビタミンのうち、
B2には、肌荒れを防せぐ効果があります。
B12は顔色を良くし、髪につやを与えてくれます。脂肪の燃焼作用もあるので、ダイエットにも効果があります。
また鉄分のうち、ヘム鉄という貧血予防に効果的な成分が多く含まれています。
冷え症にも効果的なため、女性には積極的に摂取してほしい栄養素です。
そして何と言っても牛肉は
血液中の中性脂肪を下げ、コレステロールを低下させるカルニチンを、豚肉よりも鶏肉よりも多く含んでおります!
脂質が少なくタンパク質がたくさん摂れ、加えて鉄分、ビタミンB類を摂れるのが牛ヒレ肉で、
脂質が少なくて、ビタミンが豊富なのが牛モモ肉です。
どのお肉でも、カロリーの低い部位を選んだり、脂の少ないもの選んだり、
脂身がある部分を切り落として食べることによって、カロリーを抑えることができます。
ダイエット中でも栄養バランスを保つコツ

タンパク質が含まれる食材は、肉・魚・大豆製品・卵・乳製品とありますが、
1食や1日単位ではなく1週間というスパンで摂取を考えましょう。
1週間のうち朝・昼・晩とまんべんなく、毎日毎食に1~3種類3ほどのタンパク質を組み合わせるように心がけるといいでしょう。
正しいダイエットは、バランスのいい食生活と適度な運動による減量です。
そのために欠かせない栄養素であるタンパク質。
ダイエットは習慣化・継続することが大切です。
お肉を味方につけて、体に良い方法でダイエットしていきましょう!