現代人は体よりも脳が疲れている!?
疲れているはずなのに、気が高ぶって眠れない・・・
朝起きた瞬間からだるさを感じる・・・
理由もなく落ち込んだり、イライラする・・・
このような症状を抱えていませんか?
エネルギー不足や筋肉疲労が疲れの原因と考えがちですが、
休んでも疲れが取れない時、その原因は脳の疲労にあります。
慢性的な疲労は病気でもなく健康でもない状態、いわばグレーゾーンに位置した未病の状態と考えます。どんなに辛くても病院での診察は「異常なし」。それもそのはず、西洋医学は病気の状態を回復させることを得意とする医学で、健康診断を受けても異常が見つからないような疲労感に対して回復させるのを苦手としているからなんです。
では、その状態からどうやって抜け出すか?
そう、「年取ったんだ・・・だからしんどいんだ」とあきらめなくてもいいのです。
ほんの少し生活習慣を見直す一歩を踏み出すだけで、毎日の見える景色は変わるはずです。
睡眠方法を見直そう
日本人は世界的にみても睡眠時間が短いことが知られています。
ちゃんと眠れていますか?
この「ちゃんと」が大事なんです。
熟睡感のことです。毎朝感じられていますか?
- 規則正しい睡眠、覚醒のリズムが保たれていて、昼夜のメリハリがはっきりとしている
- 必要な睡眠時間がとれており、日中に眠気や居眠りすることがなく、良好な心身の状態で過ごせる
- 途中で覚醒することが少なく、安定した睡眠が得られる
- 朝は気持ちよくすっきりと目覚める
- 目覚めてからスムーズに行動できる
- 寝床に就いてから、過度に時間をかけすぎずに入眠できる
- 睡眠で熟眠感が得られる
- 日中、過度の疲労感がなく満足度が得られる
国立精神・神経医療研究センター精神生理研究部 睡眠に関するセルフチェック(外部サイト)
睡眠不足は、生活習慣病やうつ病など様々な健康リスクを高めます。
それだけでははなく、仕事や日中の活動のパフォーマンスも低下することが分かっています。
朝起きてから17時間後のパフォーマンスは血中アルコール濃度0.05%(おおよそビール中びん1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯を飲んだときに相当)となるという研究結果も発表されています。
朝7時に起床した人が夜12時に運転する場合、お酒を飲んでいなくても飲酒運転と同様の状態となってしまうということです。
健康と思っていても、十分な睡眠をとっていない時は精神・身体機能のパフォーマンスが下がるということが示唆されているのです。
食事を見直そう

体や脳によい食事があるように、睡眠にもよい食事があります。
寝る直前の食事はできるだけ避け、2~3時間前には済ませるのが理想です。
結論から言うと、
高脂肪の食事は眠りの質を下げ、翌日の眠気につながることが研究で明らかになっています。
睡眠中に消化活動は、停止するわけではありませんので、
残業で遅くなって牛丼やラーメンを食べて帰ったり、はたまたコンビニ弁当を買って食べるくらいなら、夕方に軽食を摂り、21時すぎにヨーグルトやチーズ、バナナなどの消化の良い物を食べるのがおすすめです。
深夜に帰宅した場合は何も食べないほうが良いです。
空腹感が辛いと感じるようであればホットミルクやハーブティーなどの温かい飲み物でやわらげて、翌日のランチに期待を託して寝てしまうのがよいでしょう。
余談ですが、寝不足は食欲を増加させる上に、満腹感を感じにくくなるだけでなく、高カロリー食を欲する傾向があります。
睡眠不足は、ダイエットの大敵でもあるというわけです。
ストレスの多い現代人には脳疲労はつきもの。
脳疲労を軽減させる方法は身近にあります。
日頃から自身の体の感覚に耳を傾け、疲れを感じたら思い切って休み、体内に入れる栄養に気を配ってみましょう。
なるべく疲労を蓄積させないように工夫して日々を過ごせると良いですね!

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