毎日自分の限界を試されるような日々を過ごしたことはありますか?
私はあります。
そこまで耐えて耐えて、耐えた当時の自分に「よく頑張った」と言ってあげたい。
でも頑張り方、戦い方のバリエーションはたくさんあったほうがいいなと思います。
ひたすら耐えて、それでも前に進もうとするとき、味方につけるべきは健康です。
ストレス満載!体内では何が起きているの?

私たちの体の中で、まっさきにストレスに対して反応するのは脳です。
脳は「体が危険を感じている」と判断し、
そこから交感神経を刺激してコルチゾールというステロイドホルモンを分泌します。
これはストレスに対抗するために必要なホルモンで、中枢神経に作用させ、興奮性が高まります。
戦ったり逃走するためのエネルギーを作り出すというわけですね。
ストレスを感じた時に、買い物に行って異常にハイテンションで爆買いしたり衝動買いに走ったりするのも実はこの段階。
突然やる気が出て行動力を発揮し、ジムに入会したり、何某かの習い事やセミナーに申し込んだりするのもこの段階。
そのハイテンションはコルチゾールの仕業なのです・・・!
この興奮状態は、そんなに長くは続きません。
ストレス発散だー!と買ったもの、使ってますか?
ジムや習い事、続きましたか?
きっとその後は無気力になって、何もしたくない状態に陥ってしまうでしょう。
それは体内の栄養状態、ビタミンCが関係しています。
なぜビタミンCが必要なの??

コルチゾールを製造しているのは「副腎」と呼ばれる、左右の腎臓の上にある5cm×3cmほどの大きさの臓器です。
コルチゾールの製造には大量のビタミンCを消費します。
ストレスは生命維持の一大事、体内のビタミンCはすべて副腎によって使われてしまいます。
しかも大量に。
これでは美容に回す分もなくなります。
ストレスを感じると肌荒れをするのはこのためです。
ちなみに、忙しい状態もストレスフルな状態もずっとは続きません。
ということは終わるまで我慢して、そのあとしっかり睡眠をとるor気分転換すれば、体調は良くなる?
答えはNOです。
ストレスコントロール=副腎ケア
先にも述べましたが、副腎がコルチゾールを出してストレスに打ち勝とうとするハイテンション状態は長く続きません。
頑張って働き続けた副腎
遂に悲鳴をあげてコルチゾール分泌さえ上手くできなくなる時―――
無気力状態に突入し、ストレスに耐えるのも難しい状態に陥ります。
疲労感が抜けず、つねに体に力が入りません。
脳の機能も低下して、集中して物事に打ち込むのが困難になります。
これは「副腎疲労」という状態です。
しかし病名ではなく、いわば「未病」状態なので、不定愁訴や適応障害・・・病院では原因不明と片づけられてしまいがち。
ビタミンCをかしこく摂取しよう!

副腎疲労の時は、副腎によって消費されてしまったビタミンCを取り返すのが先決。
ビタミンCは、一度にたくさん摂っても体外に排出されてしまいます。
ストレスに負けない体を作るには、
消費されたら必要分を補給するというこまめな摂取で
毎日充分なビタミンCを摂るのことがカギとなります。
では「十分な量」とは?
サプリメントのパッケージ裏に書いてある「1日2錠」等といった推奨量、実は「生きていくのに必要最低限の量」です。副腎疲労状態には足りていません。
ビタミンCは小腸から吸収されて腎臓から排泄されるまで3時間程度かかるそうです。ということは、起きている間3時間おきに摂取するのが1つの目安になりそう。
1日に、だいたい2000~3000mgほど摂れるようにしましょう。
ストレスに耐えるあまり、体内で起きたビタミンC不足で低下した気分もこれで落ち着くはずです。考え事をするのは情緒が乱高下する中より、心が安定しているときに限ります。
心と体は表裏一体。
心の不調が健康を害すということは知られていますが、体の不調によって心に影響が出ることはあまり重要視されていないように感じます。
前向きな気持ちを持ち続けるには、栄養が必要です。
なるべくナトリウムやカルシウムなど他の成分と混ぜてある商品よりも、
原末などビタミンCとしての純度の高い商品を選ぶことが大事です。
サプリメントに関しては残念ながら日本は後進国といえます・・・
海外のビタミンCの方がおすすめだったりします。

