甘いもの、好きですか?
ダイエットしてるなら、痩せたいなら、
やっぱり我慢するべきでしょうか?
今日は食べるなら果物か、甘いお菓子か、というお話です。
果糖とは

果糖(フルクトース)は、主に果物やハチミツなどに含まれている天然の糖分です。
果物以外に、清涼飲料水や乳飲料、冷菓類などに使われる異性化糖にも果糖が含まれています。
ただ、ここではジュースなどに含まれる果糖成分ではなく、
果物に含まれる果糖のみに焦点を当てます。
当サイトは
ジュースは、日常的に飲むものではない。
できる限りジュースからは足を洗って、無糖のお茶か水を飲む!
というスタンスを貫いていきたいと思います。よろしくお願いします(キリッ
摂取しても血糖値は上がらない
果糖は体内では肝臓で代謝されます。インスリンを必要としないため血糖値は上がりません。
果物は甘みが強いせいか、摂りすぎると身体に良くない、肥満や高脂血症・糖尿病に良くないと、思われることが一般に多いようです。
果糖が血液中の中性脂肪値を高めるという報告は古くからありますが、
常識的な食生活の範囲ではそのようなことは無いと結論づけられています。
毎日何キロも食べない限り大丈夫ですよ!
食事制限を受けている糖尿病の人でも1日80キロカロリー(みかん3つ、バナナ1本など)は果物を取るように指導されています。
血糖値を上げずにエネルギー源が素早く補え、なおかつビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な果物は優れた健康食品といえるでしょう。
ダイエットには向かない
ここで言う「ダイエットに向かない」は、
世間で言われている「りんごダイエット」や「朝バナナダイエット」等、食事として果物を置き換えるものを指しています。
血糖値が上がらないということは、満腹感を得られないということです。
空腹感がストレスになって、ドカ食いしてしまうこともありますし
果物だけでは体に必要な栄養素は取り切れません。
食事の1部として考えておくくらいがちょうどいいと思います。
砂糖とは

砂糖(スクロース)は、ブドウ糖と果糖が結合した糖であり、二糖類の一種です。
短時間のうちに小腸で吸収されて血流に入るため、血糖値を急激に上昇させます。
そのあと体内では血糖値を下げるためにすい臓からインシュリンが分泌されて血糖値を下げてくれますが、体内のカルシウムやビタミンB1を吸収して消化するため、虫歯や骨粗しょう症、疲労感、頭痛、不眠、記憶力の低下などにも影響があると言われています。
脳への影響
精製された白砂糖は、栄養もほとんど含まれていないため
栄養が満たされていない脳はもっと食べたいと指示を出します。
また、脳の快感中枢が刺激され、エンドルフィンという物質が分泌されます。
エンドルフィンは多幸感をもたらすと考えられている、別名、脳内麻薬です。
脳は「甘いものを食べて、快感を味わいたい」という命令を出すようになるので、別におなかがすいているわけでもないのに、
甘いものを食べ過ぎてしまうのです。
甘いものを食べると、次が食べたくなって止められない止まらない状態が起きるのはこのためです。
最近の研究では砂糖には依存性があるという結果も出ています。
いかがですか?
一見「甘いもの」で一括りにされがちですが、
健康のために何を選ぶか、という視点で見れば一目瞭然ですよね。
私は、せっかく四季の美しい日本で
旬の果物を楽しむ人が増えればいいなぁと思っています。