加齢によって皮膚が変化するのは何歳ごろからでしょう?
曲がり角を感じるようになったのはいつからですか?
加齢皮膚
結論から言うと、
40歳から皮膚は変化する
と言われています。ドーン。
これは何を目安にしているかというと、皮膚の厚さです。
皮膚の厚さを年齢別に測定したところ、40歳ごろから皮膚が薄くなることが分かっています。
しかし
皮膚の中にあるコラーゲン(膠原繊維)やエラスチン(弾性繊維)の分布状態や量をみると
31~40歳の間に変化が始まることが分かりました。
人によってだいぶばらつきが出てくるということですね。
個人差があるなら、変化が遅い方の人間になりたいと私は思います。
あなたも思いませんか(キリッ
日光にさらされる顔

体のほかの部位と違って、顔は常に日光が当たっている場所なので
紫外線の影響を受けて生じる変化が加齢による変化にプラスされることになります。ガクブル。
紫外線の当たらないところの皮膚が変化するのは40歳ごろからですが、
紫外線が当たるところの皮膚が変化するのは30代前半からと考えられています。
顔の皮膚の変化において、いかに日光の影響が大きいかが分かりますね。
日焼けについて理解し、来る真夏に万全の対策を取りたいものです。
日焼けとは
人の皮膚に影響を与える紫外線はその波長によってUVAとUVBに分けられます。

UVBは波長が短く、皮膚の浅いところまでしか入らないので、主に表皮に影響を与えます。
一方、UVAは波長が長く、皮膚の真皮上層あるいはそれよりも深くに入っていき、
コラーゲンや血管にも影響を与えてしまいます。
日焼けの原因になるのは主にUVBで、7月8月のUVBは冬に比べて5倍もの量になっています。
夏に日焼けが起きやすいのはこのためであり、
日焼けによって皮がむけたりするのはUVBが肌表面に影響を与える紫外線だからだといえますね。
赤くなる日焼けは、肌の上層部の毛細血管に炎症が出て拡張しているために起きます。
遺伝子も傷つける・・・!?
日焼けをすると皮膚細胞に傷がつき、細胞内の遺伝子にも傷ができるといわれています。
さらに長い期間日光にさらされることで、顔の皮膚のコラーゲンやエラスチンに障害が起き、深いシワができていきます。
特に子供の皮膚は薄いので、子供の頃に日焼けをし過ぎると皮膚が早く衰えて
シミやシワの原因になります。
徹底した紫外線対策を
1.長袖を着る
2.日焼け止めを塗る
3.帽子をかぶる
これはオーストラリアの紫外線対策の標語だそうで(笑)
実は夏だけではなく紫外線は1年を通して降り注いでいますが、
季節により照射量が異なりますが、状況に合わせて首・デコルテ・腕・肩・脚・足の甲にもUVケアを行い、併せて日傘も使用すると良いと思います。
目からの日焼けを防ぐ
「目から日焼けする」という言葉をご存知ですか?
実は、角膜に紫外線を浴びると脳が「メラニンを作れ」という指令を出し、肌を守ろうとします。
せっかく日焼け止めを塗っていても、目が浴びた紫外線の分で肌が黒くなっていると思うと・・・
これは防ぐほかありませんね!
対策としては、サングラスをするのが一番。

お出かけの際にはサングラスを忘れずに!
ところでサングラスを選ぶ場合、ついつい濃い色のレンズを選ばれる方が多いと思いますが、
実はサングラスは真っ黒で幅の狭いものだと瞳孔が開いて、却って光が目に入りやすくなってしまいます。
色の濃さよりも、どれだけ紫外線を防止してくれるかの目安となる紫外線カット率で選ぶようにしましょう。
室内の日焼け対策
忘れがちなのが家の中にいる時のUVケア。

室内にも紫外線は届いています。
窓際はUV-Aが入ってくるのでUVケアを行いましょう。
徹底した日焼け対策をしている人は、朝カーテンを開ける前に日焼け止めを塗るとか。
起床してまず日焼け止め。
カーテンを開けて日差しを浴び
朝食の準備等朝のルーティンワークをこなした後
身支度の際に洗顔→スキンケア→日焼け止め・・・
というひと手間をやっているんだそうな。
室内でも気は抜けませんね。
また、紫外線を浴びてから48時間以内にケアを行うとメラニンの生成を抑えることができると言われています。
そのため、早めの美白ケアも重要。
後から後悔しないためにも、自分にできる紫外線ケアを日々心掛けてみましょう。